プレッシャーに負けないためには?

──久乗さんは最初に川崎社長に会ったとき、どのような印象を受けましたか?

【久乗さん】「経営者」のイメージ通りで、怖そう、厳しそうだと思いました。でも実際は、とても話しやすくユーモアがある。社員からも慕われています。7月にあった社長の誕生日には、社員の皆さんがサプライズでお花や風船を用意していました。私の思う「経営者像」とは全然違っていました。でも、「やる」と決めたら必ずやるという実行力の高さ、人を巻き込む力や人気度など、全部兼ね備えているからこその社長なのだなと思います。

CEO for One Month久乗亜由美(くのり・あゆみ)さん。1994年生まれ。京都府出身。立命館大学経営学部に在籍(2015年9月時点)。2014年8月から2015年5月にかけて香港中文大学へ留学。立命館大学発の学生ベンチャーである株式会社アドリンクでは、タブレットを活用した外国人旅行者向けの通訳コンシェルジュサービスや、多言語で京都を紹介するウェブメディア「HOW TO KYOTO」の運営に、外国語対応スタッフとして携わる。
 

会社を経営するというのは、大きなプレッシャーがあるはずです。「プレッシャーに負けたりしませんか?」と尋ねたことがありますが、「それは捉え方次第。発想を転換することで、マイナスのものもプラスになる」と言われました。そしていくらビジネススキルや知識があっても、土台となる考え方や姿勢が正しくないと、高く積み上がらないと言われました。

【川崎社長】これは確か、インターンシップが始まってから1週間目くらいのことですね。ちょうどこの話をしていた頃、久乗さんはプレッシャーに負けそうになっていて「私にはできないかもしれません」というようなことをよく口にしていました。それを受けてのアドバイスです。

併せていくらビジネススキルを修得しても、支える土台となる考え方や姿勢が伴っていないと、積み上がる量に限界がある、という話をしたのです。その土台とはプラス思考、チャレンジ精神や積極性、それから素直な心、の3つです。

中でも素直さというのはとても大切です。いろんな情報、アドバイスを、まずは素直に受け入れ、あとで取捨選択する。それから、苦しみ、悩んでいることを含めて、人にも自分にも正直になること。そうすると周りからの支援や情報が入ってきやすくなります。