TOOL 04:ママ薬

▼ママ薬(薬剤師の資格を活かしたい!)
登録者数:非公開(薬剤師の資格を活かしたい人、平均年齢37~38歳)
登録企業:約5000件(業界経験10年以上のベテランコンサルタントが面談を実施。調剤実技研修でブランクをサポート)

●出産で一時ブランクから調剤薬局パートへ
【とよおか調剤薬局/末吉有紀さん(32歳)のプロフィール】
1982年生まれ。大学卒業後、地元・福岡県の調剤薬局で正社員として勤務。結婚後、ご主人の転勤で愛知県へ転居し、薬局にてパート勤務。妊娠9カ月で埼玉県入間市へ移るのを機に仕事をやめ、約2年後に再就職。

●子連れで面談、2年のブランクでも希望通りに内定

とよおか調剤薬局/末吉有紀さん
「おとなしかった息子が、通園することで周囲の子から刺激を受け、成長しました! 想定外のうれしいことです!」

23歳から30歳まで、薬剤師として働いてきた末吉さん。ご主人が転勤族でも、資格を活かして引っ越し先で職を得てきた。妊娠9カ月まで働いたころ、また引っ越すことになり、一時休業。出産を経て、「そろそろ働きたいな」と思ったときに業界誌の広告にあったママ薬を思い出し、登録。「2年ものブランクがあって不安でしたが、プロが相談に乗ってくれるというので、すがる思いでした。しかも子どもが小さいので、柔軟に働ける先を探したい、扶養控除の範囲内で働きたいと、ワガママな希望で」と振り返る。

登録した翌日にはコンサルタントから電話が来て、子連れで面談。「相手は男性でしたが、地元の保育事情にも詳しくてざっくばらんに何でも話せ」、希望通りの薬局に内定。息子さんも薬局のすぐ裏の保育園に入園でき、現在1日4時間週3日のペースで働いている。

「生活にメリハリがつき、経済的にもプラスになり、心に余裕もできました。子どもと離れることで、わが子がよりいとおしくなって(笑)」。しばらくはこのペースで、薬剤師として長く働きつづけるつもりだ。