補償を絞れば保険料は大幅ダウン

さて、S恵はどうするか。

補償を絞り込んで見積りをすると、表2のような保険料になりました。車両保険を付けると3万3900円、車両保険なしでは2万5570円です。

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表2:補償を絞り込むと……?

整理すると……。

(1)運転手を限定せず、補償もたっぷり……約10万7000円
(2)補償はそのまま、運転手を限定……約6万1000円
(3)補償を整理し、車両保険も縮小……約3万4000円
(4)補償を整理し、車両保険はなし……約2万6000円

……ということになります。

車両保険を付けても、(1)の3分の1まで保険料がカットできます。

「しっかり考えれば保険料が安くなるのね」と、S恵。そのとおりです。だいぶ節約できそうだから、少し奢ってもらってもいいですよね?

フリーライター 高橋晴美(たかはし・はるみ)
1989年よりライターとして活動。資産形成、投資信託、住宅ローン、保険、経済学などが主な執筆テーマ。