車両保険が悩みどころ

私自身もつい最近、自動車保険を更新しましたが、悩んだのは、車両保険をどうするか、です。

車両保険は、車同士の事故などで自らのクルマが負った損害をカバーするものです。補償内容を絞ったエコノミー型と、当て逃げなども補償される一般型と呼ばれるタイプがあります。

補償額は車種や経過年数などによって上限が決められているほか、事故の際に一部を自己負担するかどうかや自己負担する額などによって保険料が決まります。

購入から間もない時期では、クルマがダメージを負うとショックも経済的負担も大きいため、車両保険に加入しましたが、5年が経過し、「多少、傷が付いても修理せずに乗ればいいか」「ある程度、減価償却もしている」という思いも。

また、事故などで保険金を請求した場合、翌年からは等級が下がり、保険料が高くなります。自動車保険の制度が変更になり、昨年からペナルティが厳しくなって、事故内容に応じて高い比率で、長期間、保険料が高くなることもあります。

ちなみに、保険料支払い対象になる事態になった際にも、事故の程度によっては保険金を受け取って翌年から保険料が値上げされるより、保険金を受け取らずに保険料が高くなるのを避けた方がトクになる可能性も。もしものときには、保険会社にどうすべきかを相談したほうがいいでしょう。

そのようなことからかなり悩んだのですが、結局、車両保険は継続しました。理由は2つ。ゲリラ豪雨や台風による水災が気になったこと。もうひとつは、万が一、廃車になった場合に、新たに車を買うために予定外に貯蓄を減らすことは避けたかったからです。

ただし、保険金額は最小限、自己負担額は最大の20万円・20万円(1回目の事故でも20万円、2回目以降も20万円までは自己負担)にして保険料を抑えました。