3. 男性の仕事の話を話題の中心にする

男性は、得意な分野の話題でないと居心地が悪くなる傾向があります。そして、たいてい得意なのは仕事に関する話です。

ですから、彼の勤務先や仕事の内容が分かったら、その業務についてインターネットで調べる、できれば関連書籍を読むことをおすすめします。

これは、「私は知っているよ!」というためにではありません。「そんなことは知っている。本で読んだから」なんて口が裂けても言ってはいけません。

難しいのですが、「先回りをしている」ように男性が感じると、一気に冷めてしまうことがあるからです。中には圧迫感を覚える人もいます。会話も盛り上がらなくなります。男性の仕事に関することが共通の話題でなくなります。これは、2人の関係をギクシャクさせます。

男性が得意気に話したことに対しては、「へー! そうなんだ! すごい!」と“知らないふり”をして感動をする。これがやっぱり重要です。しかしそれだけだと、正直な女性は顔がひきつってしまいます。

そこで、ネットや本で得た知識が役に立ちます。「今話していた○○○についてなんだけど、×××っていうのはどうなの?」と具体的に質問をしていきます。

「よく知っているね」と男性に言われたら、「実は、いろいろ勉強したくなって、本を読んだり、ネットで見たりしているの」と正直に答えてOKです。「知りたくなって」ではなくて「勉強したくて」というのがミソです。“知りたい”というのは、結婚するにあたって好条件か悪条件かを調べているようなニュアンスを感じさせてしまう恐れがあります。

「勉強したくて」というのは、「あなたが持っている知識に興味があって、感動して」というニュアンスがあり、相手を立てます。婚活においてはこういった言葉遣いがとても大切になるのです。

基本を忘れずに、この3つの方法を使って、「結婚しても仕事を続けることを喜んでくれるパートナー」との縁結びにトライしてみてくださいね。

大西明美

婚活アドバイザー。結婚相談所を経営。1977年大阪府生まれ。東京都文京区在住。過去20年で延べ4万3000件の恋愛を研究してきた婚活指導の第一人者。小中学校ではイジメを受け友達がいなかったため、周囲の人間関係を観察することを目的にして登校を続ける。特に恋愛に注目してコミュニケーションを学ぶ。高校生のとき、初めてできた友人に恋愛相談を持ちかけられ、日頃鍛えた人間観察眼を生かしたアドバイスを行い、無事に解決。それをきっかけに恋愛相談が立て続けに舞い込むようになる。婚活指導を通して、5年間で200組以上のカップルを成婚へと導いている。著書に『となりの婚活女子は、今日も迷走中』(かんき出版)がある。