数字を上げるためのあの手この手

法人営業に移ってからは、いろんな会社さんにアポイントの電話をかけ、インターネット広告のプランを提案しました。受注できたときは、実際に広告を載せ、その効果を検証したレポートをお持ちし、また新たな提案をします。

ブラケット取締役 塚原文奈さん

仕事はおもしろかったですね。興味のある会社に次々と電話しました。たまに“ガチャ切り”されて取り付く島もない場合もありましたけど、今まで電話したことのない大手金融企業に連絡するなど、新しい経験ができました。

私なりの工夫としては、ECサイトの制作会社のホームページからクライアントになりそうなところを見つけました。制作会社のホームページには、どういう顧客のサイトをつくっているか、その実績が載っているので、中に小売店がないか調べていきます。彼らは販促のために広告を打つことが多いから、クライアントになってもらえる見込みが高いんです。ほかには、雑誌をチェックしてインタビュー記事などに登場しているマーケティング担当者を探しては電話してみました。その人の名前を告げますから、一応つなげてくれるんですね。それで受注できることもありました。

おかげで数字を出すことができました。もちろん、周りの人の協力もあったんですけど。

怒られたことや失敗したこともたくさんありますよ。飛び込み営業をしてみたくて、あるビルの大企業に飛び込み営業をかけたら、そこは先輩がすでに持っている顧客で、すごく怒られました。営業してたら、みんなそんな経験があると思いますけど。