全部を抱えなくてもいい、頼ることを自分に許す

ワーク・ライフ・バランスを見直したいなら、頼ることも大事。続けるか、辞めるかの2択で悩む前に、会社に相談してみるのもいい。ある程度、仕事経験を積んだ30代なら、仕事量を減らしても成果を出す働き方が模索できるはず。結婚しているなら、夫の支えで収入を落とす選択も可能だ。「自立」のプライドを脇に置くと、思わぬ道が見えてくる。

ワークシフトは、小さく始めてリスクヘッジ

大人の選択なのだからリスクヘッジをするのは当然。「仕事がツラいから」「好きなことをしたいから」だけで突っ走るのは危険だ。経済的に困窮しないか、方向性が間違っていないか、しっかり検討して。やりたい仕事が別にあるなら、副業で始めるのもおすすめ。手応えをつかめたら、本格的に船出すればいい。小さな変化から少しずつ足元を固めて。

はぴきゃり代表取締役 金澤悦子

2001年、女性のためのキャリア転職誌「ワーキングウーマンタイプ(現ウーマンタイプ)」を創刊。多くの取材から、ハッピーキャリアを見つけるためのステップを体系化。現在、はぴきゃりアカデミーを運営し、「ココロとサイフが満たされる仕事発見」をサポート。

文=浦上藍子