社長から、取締役の打診

会社の売上が伸び、社員の数も徐々に増え、今は15人ほどです。13年に社長から「取締役をやってみないか」と言われました。ルルルンは女性向けの製品でもありますし、がむしゃらに働く姿を見ていただいて私が選ばれたのかなと思います。何より社長の言葉だったので、ありがたく受けることにしました。いつも「女性が自分の考えでビジネスができ、頑張れば取締役にもなれるという会社をつくりたいんだと」と話している方で、女性が活躍することにリスペクトを持っているようです。

私は男性と張り合って意見を通すタイプではありませんし、バリバリと仕事ができるわけでもありません。「私に取締役が務まるかな」と少し不安でした。昨年末に結婚した主人からは「頑張れ」という励ましの言葉をもらいました。

うちの男性社員はどんどん引っ張ってくれる人が多いので、ならば「相撲部屋のおかみさんのような取締役になってもいいのかな」と考えています。親方が厳しい稽古をつけている横で、フォローにまわる。社員の悩みを聞いたり、健康に気づかったりするおかみさん役です。