Lesson4.自信その2

回答は4パターン【A.いつもそうである】【B.ときどきそうである】【C.たまにそうである】【D.全く違う】があります。セルフチェックの後は心理分析と合わせ、その対策もご紹介。自己分析して、明日からのあなたを、さらに輝かせましょう。

回答にはそれぞれ点数があります。3回のレッスン(自信・勇気・リラックス各1回が1クール)の終了後に総評があるので、各レッスンの点数を控えておくと便利です。

 Q.自分のよいところよりも、欠点が気になる

[A]いつも(1点)
[B]ときどき(2点)
[C]たまに(3点)
[D]全く違う(4点)

 

[A]の人の性格傾向と心理分析
手際よく仕事をこなして会社の会議でも堂々と意見を言い、時に人と対立しても自説を通す強い同僚を見ていて、自分は主張力がない、臆病だ、だから自分はダメだと落ち込むあなたですね。協調性と優しさがあるのに、自分のダメな部分だけを気にする性格です。心理学で「内罰欲求」が強いタイプと呼ばれる人です。悪いことを全て自分のせいだと考えるので、結果自分の欠点ばかりが気になります。

対策
まず、他人の長所や強みを見た時、すぐに同じ長所が自分にあるかとチェックする癖をやめてください。同じ長所があるかと自分に問うこと自体が、相手の価値を基準に自分を見ていることになるからです。あの人はあの人の素晴らしさがある、自分には別の素晴らしさがある、とまず自分に言ってください。そして長所を1つずつ、心を集中して口に出してみてください。例えば「主張はできないけど、人の話を聞くのがうまい」と。次は人の話を聞いた時に言われた言葉を思い出して、口に出してください。例えば周りからも「そうだ先週、『あなたがいるから職場の雰囲気が和やかでいいわ』と言われたな」という具合です。すると“人付き合いがうまい”“優しい”“傾聴力がある”“協調性がある”と直ちに自分の長所が4つも出ましたね。その調子です。

[B]の人の性格傾向と心理分析
ときどき自分の欠点が気になるあなたは、自分に厳しい人ですね。嫌なことや、つらいことも含めて自分を見つめるから欠点が気になっているのです。心理学でいう「変化欲求」が強いタイプです。つまり、今より向上しようと常に思っているからこそ、欠点が気になるのです。決して社会生活でうまくいかないタイプではありません。ただし、欠点を自覚していても直さなければ、単なる「お荷物性格」です。

対策
変化欲求が強く、自分に厳しい人は、会社にいてもどんどん力をつけていくからいいのですが、仲間や友人との会話で自分の欠点をいくつも口に出すと「自意識が強いな、誰も君のことそんなに気にしていないよ、欠点を直す方が大事でしょ」とお荷物に思われる時があるので、欠点を進んでアピールすることはやめましょう。自分が分かっていて、努力をすればいいのです。