“女の子”からの卒業

まだまだ気になるチェック項目はあります。

Q 人の仕事までしていないか?
⇒眼前の実務もキャリアも大事、ということを忘れてはならない。

Q オフィスをリビングのように飾っていないか?
⇒オフィス、デスクはその人となりを表してしまう!

Q 会議を休んでいないか?
⇒中身のない会議だってある。しかし、自分の知識やスキルをアピールできる場であることも忘れてはならない。

本書の売りは、チェックテストだけではありません。ロイス・P・フランケルはビジネス・コーチングとして、各チェック項目に付いているアドバイスを定着させる方法まで紹介しています。書店では、人事担当と思しき男性がまとめ買いしていく姿をお見受けすることもあります。

この本をお薦めする書店員として、まずは性格テスト・心理クイズのノリで読んでいただいてもいいかと思います。普段、ビジネス書を読み始める時より、ハードルは低くなるはずです。

それと、自分を「大人女子」「女の子」と呼ぶには抵抗がある方にも大変お薦めです。日頃「いやいや、“大人女子”はないでしょ!」などと言っていても、無意識に、仕事場で女の子マインドな行動をしてしまっているかも知れません。(プライベートではどうぞご自由に!)

我々が目指すべきは大人の女です。

未熟な振る舞いが、あなたのキャリアを妨げることのないように、職場での「女の子」は卒業しませんか?