ビエンナーレ初参加続々。アートに多様性の波あり

「ALL THE WORLD'S FUTURS」というテーマのもと各会場では、世界各地で日々起こっている問題や、過去から未来に続く課題など、世界中の作家が時代と社会に向き合う作品を展示しています。壮大なテーマということもあり「企画展」に初参加の作家は89組にのぼり、2013年の前回を大幅に上回る53カ国136組が参加しています。

全体テーマ「ALL THE WORLD'S FUTURS(全世界の未来)」。壮大なテーマに出展作品も大幅に増えた。図録も圧巻だ。

特にアフリカや中南米など、多様な地域からの作家起用が目立ちます。

「国別パビリオン」は、グレナダ、セーシェル、モザンビーク、モーリシャス、モンゴルが初参加となり、企画展の作家と同様、前回をはるかに超えて全89カ国に。オクウィ氏が目指すものが、数字にも表れています。