いまは先行開発を担当するグループの主任技師として、AとBという道があったとき、どちらに進むかをはっきりと理由を示しながら、みなに伝えなければならない立場でもあります。

私たちのようにものを作る仕事は、エレクトロニクスであれエンジンであれ、社会に役立つものを作りたい、という思いに支えられています。その思いを確認し合いながら、周囲の人たちとチームで開発を進める日々をこの数年送ってきたことは、仕事に対する考え方だけではなく、自分自身を少しずつ変えていったように感じています。

●手放せない仕事道具
ノートは方眼派。月刊スケジュールを張り付けて手帳の機能も。

●ストレス発散法
快食・入浴・快眠でその日の心身の疲れを癒すことです。

●好きな言葉
ボクシングにラッキーパンチはない(普段の地道な積み重ねが重要だという趣旨の、ある物語の中のセリフです)

向島美香
大学卒業後、2000年にコマツに入社。研究本部にてエレクトロニクス関係の研究に従事した後、2008年から建設機械用エンジン開発に従事し、2012年に開発本部に異動、2013年から現職。

構成=稲泉連 撮影=永井 浩