朝よりツヤツヤ、キラキラ

去年一番若かった参加者は12歳の男の子。10時間会議に出てノートを取って発表していました。そんなふうに、志さえあれば誰でも楽しめますから、みなさんに来てほしい。どれだけ面白くて、ワクワクして、いっぱいお友だちができるかビックリしますよ。

「誰一人遅刻しない、眠らない、帰らない」国際女性ビジネス会議について語るときは、他の話題以上に熱がこもる。

夜のネットワーキングパーティでは、みなさん、何百枚も名刺交換して帰ります。開催後は、お礼状が届き続けます。「こんな人と出会ってうれしい」とか「福岡で食事会を2カ月に1回始めました」とか「ここで出会った人と仕事をしました」とか。年賀状もたくさん来ます。

会場は9時オープンなのに、7時半には行列ができています。しかも、静かに並んでいるのではなくて、並びながら前後ですでにネットワーキングしている。夜のパーティで、私との名刺交換にもワイワイと複数で来るので、お友だちかと思ったら「いえ、今、知り合いました」と言うんです。地域も仕事も年齢も違う方々が、あっという間に友だちになるのです。

誰一人遅刻しない、誰一人眠らない、誰一人帰らない。それは、半分は私の強い思いとスタッフ一同の運営力によるものです。どれだけの情熱と意図とをもってやっているかというのは、すごく重要だと思います。あとの半分は参加者の力。参加に動員はかけていませんから、一人ひとりが、意思をもって申し込んでいる。そんな人たちの集まりですから、お互いに「隣の人がすごく素敵だった」とか「あの人の質問がすごくよかった」となる。その体験が満足度を上げているのだと思います。

私は細胞エステと呼んでいますが、そこに1日いると、みんなきれいになるのです。心から、皮膚から、いいエネルギーを出している。全員の体からプラスのオーラが発信されている。すごく素敵な空間です。それは男性にとってもしかり。ある男性参加者からは、男性とネットワークをするのにとてもいい場だと言われたことがあります。わざわざこんな名前の会議に来る男性というのは、考えがとても柔軟で意識が高い人が揃っているからです。

第20回国際女性ビジネス会議は、2015年7月26日(日)10:00から開催。
詳細、お申し込みはホームページ(http://www.women.co.jp/conf/)をご覧ください。

佐々木かをり(ささき・かをり)
大学卒業後、フリーランスの通訳を経て通訳・翻訳・国際コミュニケーションコンサルティング等を行うユニカルインターナショナルを設立。同時にテレビ朝日「ニュースステーション」のレポーターもつとめた。1996年からは日本最大級の女性会議、「国際女性ビジネス会議」を主催。2000年にイー・ウーマンを設立。現在、上場企業の社外役員、財団等の理事、内閣府、経済産業省、法務省、文部科学省等の審議委員などもつとめる。時間管理の第一人者として手帳「アクションプランナー」を活用する「佐々木メソッド」による時間管理術は企業・学校でも活用されている。

構成=江頭紀子 撮影=遠藤素子