出産については「仮に時期を定める」と前述しましたが、グラフのように、20代後半から女性の妊娠力は低下が始まり、35歳を過ぎると急激に不妊率が高まるという調査報告もあります。出産を考える人はまずはここを中心に計画をする必要があります。

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NPO法人Fineによる「不妊に関する意識調査」(NPO法人日本不妊予防協会との共同調査)結果報告からデータを引用。(https://j-fine.jp/prs/prs/fineprs-anke1.pdf)グラフは筆者作成。

出産は女性の体にとっての一大事業。特に第1子は初めてのわが子ということもあり、産む前とは体や心が大きく変化する人もいます。結果、お休みを想定より長く必要とする人もいるかもしれません。キャリアに「ブランク」はできますが、会社の制度で使えるものを調べて活用し、働き続けたいもの。自分の価値観も踏まえて、今後どんなふうに働いていきたいと「今」思っているのかを、前述の働き方年表を使いながら整理しておくことが大事です。