大西 統(おおにし・とおる)
株式会社セレコーポレーション
営業本部 マーケティング開発部 部長

将来、ゆとりある暮らしを手にするには、早い時期からの資産運用が欠かせない。そうした中、長期、安定の視点から不動産への投資を有望な選択肢と考える人が増えている。首都圏におけるアパート経営で高い実績を誇るセレコーポレーションに成功のポイントを聞いた。

入居者を“ゲスト”と位置づけて笑顔と感動を与える

誰もが望む豊かで幸せな人生──。ただ、それを実現するには確かなライフプランとマネープランが必要だ。マイホーム資金や教育資金、そしてセカンドライフの備えをどうするか……。具体的な対策が求められる。

そうした中で、今、あらためて注目されているのがアパート経営。賃貸住宅経営は相続対策にも有効で、最終的に不動産という資産が手元に残る。そして「何より大きいのは継続的に家賃収入が得られることです」。こう語るのは、セレコーポレーション営業本部マーケティング開発部の大西統部長だ。

下のシミュレーションのとおり、アパート経営が効果を発揮するのは特に60歳以降。何の対策もしていなければ、貯金を取り崩すばかりとなってしまうが、定期的な家賃収入はいわゆる私的年金としてゆとりある暮らしをしっかり支えてくれる。

そうしたアパート経営の“専門店”として支持を集めるセレコーポレーションは、国内に9社しかない国土交通省認定・認証の鉄骨プレハブ系住宅メーカーの一社。なかでも、エリアを首都圏に限定するという独自の特徴を持つ企業として知られている。しかも、他の大手ハウスメーカーと異なりアパートに特化。建築から賃貸管理・運営、さらに経営支援までトータルにサービスを提供している。

加えて同社が特徴的なのは、入居者を“ゲスト”と位置づけ、住空間づくりに工夫を凝らしている点だろう。「ゲストに最高の笑顔と感動を与えることが私たちの使命。なぜなら、それがオーナー様の収益の最大化につながるからです。サービスのクオリティを維持すべく、供給物件数は年間200棟以内に限定しています」と大西氏は言う。

独自の室内設計で相場よりも高い賃料設定が可能に

ゲストに快適で質の高い住空間を提供することで、相場より高い賃料設定を可能にする。このセレコーポレーションの差別化戦略は、例えば主力商品の一つ「フュージョン」に見て取れる。その一番の特徴は、ベッドスペースとワークスペースを上下に配置した立体設計(下の写真)だ。限られた床面積の中に新たな空間を生み出す仕掛けは、女性に敬遠されがちだった1階の部屋を逆に人気物件に押し上げている。

ベッドスペースの下にワークスペースを設けた「フュージョン」。限られたスペースを巧みに活用した独自設計が支持されている。住まいにこだわる女性にも抜群の人気で、ゲスト全体の女性比率を高める要因にもなっている。