カンファレンスを充実させるワンランク上のもてなし空間

【松延】私どもの期待以上に、品と格を醸し出すカンファレンス施設が完成したのではないかと自負しています。おかげさまで、すでに国際会議や学会等のご予約をたくさんいただいています。

上/カンファレンスと同ビルの30~36階はホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」。ビジネスセンターや個室を備えたレストランなど、オンとオフの時間をスマートに演出できる。写真は「Sky Gallery Lounge Levita」。下/宮内庁匠寮の協力を得て、設えが復元された「赤坂プリンス クラシックハウス」。バーやレストラン、バンケットルームを備える。

カンファレンスのエントランスを挟んだ向かい側には、「グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として親しまれていたチューダー様式の瀟洒な邸宅「旧李王家東京邸」が、創建当時への復元を行うとともに増築等に新たな機能も備えて「赤坂プリンス クラシックハウス」として営業を開始いたします。カンファレンスの上階、30~36階には四方の大きな窓から東京を見渡せる「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」が、全く新しいスタイルのプリンスホテルとしてオープンします。

「東京ガーデンテラス紀尾井町」のロゴマークは、家紋を感じさせるデザインに3つの意味と要素を込めています。上部の緑は都心では貴重な豊かな自然を表す緑の葉、左部の赤は文化や人々が交差して赤く熟す様、右部の青は皇居のお堀の水面と石垣が積み重なった歴史を表しています。それらは、最初に申し上げたように、この地に紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家という3つの屋敷が置かれていたことに由来し、名付けられた「紀尾井町」の歴史も象徴しています。

グランドオープンを前に、成田空港、羽田空港とのリムジンバスもビル直結で乗り入れています。東京メトロの永田町駅にも直結、赤坂見附駅からも徒歩1分で、地下鉄5路線が利用可能。ターミナル駅である東京、新宿から地下鉄1本ですから、交通の便が極めて良く、遠方からお越しのお客さまにとって利便性が高まったと思います。

国際都市・東京にふさわしい、使い勝手の良いカンファレンス施設になりました。多くの皆さまから、末永くご愛顧いただきたいと願っています。

(構成=中沢明子 撮影=岡村隆広)