敬「態度」で一層の敬意を表す

目の前の相手と気持ちよくコミュニケーションをとるためには、正しい敬語に加えて敬意を表す「態度」が不可欠です。私は客室乗務員としてファーストクラスに乗務し、様々なお客様とお会いしてきました。そのなかで身につけた、敬意を損なわずに相手の懐に入るポイントをご紹介します。

【1】ルール
上司や取引先が一緒の飲み会やタクシーでは下座に座る、社外の人と身内が初めて顔を合わせるときには身内から紹介する、といった基本的なマナーを押さえておきましょう。

【2】雑談
事前に情報収集をし、相手が得意になって話したくなる話を引き出すのが鉄則です。上司の自慢話など相槌に困るときは、笑顔で同じ言葉を返すと角も立たず相手も嫌な気持ちになりません(「昨日ゴルフで優勝したんだよ」→「優勝されたんですか、すごいですね!」)。

【3】気配り
相手は忙しいビジネスパーソンですから、時間に対する配慮は欠かせません。「お忙しいところ恐縮です」などのクッション言葉を入れる、報告や連絡は端的に行うなどの気配りを忘れないようにします。