[3]看護師が忙しそ――「利益第一主義」の病院は、待合室に患者が大勢いるのに、1人の看護師がコマネズミのように忙しく走り回っているのが特徴。「患者サービスより利益追求」のため人件費を削っている可能性がある。医療ミスの不安も高まる!

[4]若い看護師ばかり――ベテラン看護師が1人もいない病院は、要注意。医療や現場を熟知したベテラン看護師がいると、ミスも起きにくくなるという傾向が。看護師が美人で若いとうれしい男性患者もいるが、それだけでは安心して医療を任せられない。

[5]受付が無愛想――接客が下手、または欠如した病院は信頼できない。スタッフ教育が行き届いていない証拠だ。サービス業同様、スタッフが患者の不安を和らげ安心感を与えるのは基本のき。医者の技量だけでは病院は成り立たない。受付があまりに無愛想な個人病院なら、論外のダメ病院だ。

[6]どんな急患も大歓迎――儲け主義の病院は、儲かることなら何でもやる。たとえ専門医がいなくても急患を受け入れれば、どんな処置でも点数は上がる。当直医が整形外科であっても心筋梗塞の患者でさえ受け入れる。これでは助かるものも助からない!

[7]スタッフのユニホームがバラバラ――赤字病院がまず着手するのが経費削減。文具類はすべて薬品メーカーなどからのもらい物に。末期にはスタッフの白衣がない、もしくは各自の自前で統一されなくなる。こうなると使い捨て器具も減菌消毒で使い回しの可能性大!

[8]規模に比べ、診療科目が多い――患者数アップのため、できもしない診療科目を増やす病院が多数。専門外の医者に平気で対応させるケースも見られる。日本では、医者の専門科目は自己申告登録制。さらにどんな看板を掲げても問題にならない。規模の割に診療科目がやたらと多い病院には注意が必要だ。

[9]きれいで豪華な待合室が自慢――病院の本題である「医療の質」と待合室の豪華さは比例しない。本業とは別の部分で目立つ病院には、ほぼ「何かある」。金持ちの医者ならば、医療以外の収入があるだけのことで、技術・能力とは無関係。高利貸しなど、危険な資金調達先が疑われるケースもある。