稼ぐ人は人生の目的が明確

ダンドリ上手で仕組み化もうまいのがr型ワークスタイル。それによって仕事を効率的にこなせるようになれば余裕を持てるはずだが、実態はどうか。「毎日仕事に追われ、心身ともに疲れている」と答えた人は、2000万円以上で38.2%、500万円台で44.2%。「仕事でトラブルが起きるとイライラする」は、2000万円以上が57.4%で、500万円台の72.8%より低かった。やはり肉体的にも精神的にも、高収入のほうがゆとりのある人が多いようだ。

効率的に働いて目の前の仕事に追われる状況から脱すれば、先のことを考える余裕も出てくる。「人生の目的や目標を常に意識している」と答えたのは、2000万円以上で63.0%で、500万円台の40.6%を大きく上回った。

働く目的にも注目だ。2000万円以上、500万円台ともに1位は「お金」。ただ「お金」と答えた人は、500万円台の56.4%に対し、2000万円以上は34.4%と少なかった。では高収入の人は、かわりに何を目的として働いているのか。2000万円以上が500万円台を上回ったのは、「自分の能力を発揮する」「仕事を楽しむ」「社会に貢献する」だった。吉山氏は、自らの経験を踏まえて次のように解説する。