ずっと「ライス」ワークでいいのですか? 

私はひと言で言えば、10億円のお金があってもやめない仕事なら、それは天職だと考えています。

以前、週末起業の発起人である、藤井孝一氏と対談をしたときに、次のように仰っていました。

「ライスワークとライフワークは違う」

「ライスワーク」とは食っていく(生活していく)ためにやる仕事、一方、「ライフワーク」は人生のためにやる仕事という意味です。両者は、似て非なるものです。まったく意味合いが違うと、私も思います。

つまり、ライフワークならば、仮に貯金が潤沢で働く必要がなくても、自分の人生の豊かさや貢献のために辞めない、ということです。

私もお金がいくらあっても執筆や習慣化のコンサルティングは辞めません。それについては“自信”があります。なぜなら、これに変わるくらい幸福度を高めてくれるものはないと断言できるほど、習慣化コンサルティングという仕事が私の心を満たしてくれるからです。

私の周りでもライフワークを仕事にすることができている人は、ほぼ同じことを言います。

もちろん、生活に必要なお金を稼ぐことは重要です。それがなければ、経済的も、精神衛生上もよくありません。しかし、そのためだけにライスワークをやっていると自分のためにも会社のためにも長期的には良い結果を招きません。

天職とは、「人のために自分のやりたいことをすること。そして、自分自身を最も輝かせる生き方のできる職業」。シンプルな定義ですが、確信を持って言えます。

仕事は「誰かに貢献して」初めてお金が発生します。趣味ならば、ただ自分のやりたいことをやればいいのですが、仕事は違います。

しかし、人のためだから、自分のことを中心に考えてはいけないというのも違います。どちらかではなく、どちらも必要なのです。

「Orではなくandで考える」のがコツです。