毎月の赤字額10万円超だったダメ家計も8万円超の黒字に大改造! 家計再生のプロ・横山光昭さんが、実際にあったダメ家計簿10件の改造例をもとに、今すぐ取り入れられる家計再生アイデアの数々を伝授する。

高城家の家計簿改善 BEFORE⇒AFTER [年収:390万円]
家族構成●夫(29歳・大手メーカー勤務)、妻(29歳・主婦)、長男(0歳)
年収
●額面=390万円/手取り=314万円
月収
●手取り=21万円 ボーナス●夏=31万円/冬=31万円 
貯蓄額
●170万円 保有不動産●2,800万円(遺贈予定)

手取り月収21万円ながら、スリムな家計を実践して、月々2万7000円の黒字をキープしている高城さん。

毎月の差額にボーナスから月4万2000円を上乗せし、6万9000円を3%で定年まで31年運用すると約4200万。現在の貯金170万円と予想される退職金900万円に加え、祖母から遺贈予定の不動産を約2800万円と見積もれば、定年時の合計資産は8077万円にもなる。

そんな高城家も、かつては浪費体質のダメ家計簿だった。洋服はお気に入りのセレクトショップでしか買わず、こだわりの高級メンズ化粧品をネット通販で注文しているというオシャレ好きの夫。また夫婦共にカフェ好きで、休日は自宅近くの行きつけの店で、少し遅めのモーニングをとることが結婚以来の習慣だった。出産を機に妻は専業主婦になり収入が減ったが、共働き時代の習慣を変えられず、夫の被服・美容費、夫婦のカフェ代が重なり、家計は毎月赤字。

高城さんの問題は、毎月2万8000円という赤字家計に危機感がまったくないこと。

「ボーナス込みで年間黒字になれば大丈夫!」と、いたって楽観的。だが、整理整頓と部屋の断捨離を始め、お気に入りだった服をリサイクルショップに持ち込むと二束三文。これでようやく目が覚めた。

大きく削減を図ったのは、夫の被服・美容費、夫婦のカフェ代を含む娯楽費。洋服はブランドのこだわりをあきらめ、ネットで安価なものも探す。化粧水は小遣いの範囲内でやりくりすることにして、被服・美容費だけで月々2万8000円減。

カフェ代削減にはコーヒーマシンを導入して「家カフェ」を楽しむ作戦。思い切って1万円近い高機能な品を購入したが、娯楽費が1万円以上減らせたので、1カ月で元がとれてしまった。

横山光昭
家計再生コンサルタント。マイエフピー代表取締役。
庶民派ファイナンシャルプランナーとして、8000人以上の赤字家計を再生。著書に『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズなどベストセラー多数。
(小島和子=構成 大沢尚芳=撮影)
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