愛するわが子をディスる「毒親」の共通点

2.積み木を壊すことを「悪」と捉える親

私は時々、ヨガ教室に通っているが、そのヨガの先生が口にした言葉にこういうものがある。

<子どもが積み木をドンドン高く積んでいく。親は傍らで「スゴイ! スゴイ!」と応援している。ある高さまで行くと、子どもはそれを躊躇なく崩してしまった。この時、親が「あ~あ(せっかく積み上げたのに、もったいない)」という反応をしたら、どうだろう? 子どもは「積み上げることが正義」で「壊すことは悪」と学ぶだろう>

思考のこう着度が強ければ強いほど、わが子の長所は目に入らない。親から見て短所に思える部分も別の角度から見たら長所になるというたとえ話だ。

3.常にジャッジを下す癖のある親

「○○すべき」という思想に囚われている親は子どもの長所に気付きにくいが、論理的、批判的親もまた罠にはまりやすい。これはわが子への「批判」と「否定」を招くからだ。

干支2巡目(13歳以上)の子育ての突入したならば、わが子へのジャッジは不要である。

親がやるべきはただただ「うん、うん」とYESともNOとも言わずにわが子の話に耳を傾けることだけだ。なぜなら、あなたはもうわが子の干支1巡目までに人生で必要なジャッジはすべてしてきたはずである。

後は、わが子の良さをどう引き伸ばしていけばいいのかに全力を注ぐべきで、そのためにはあなたのジャッジはとりあえず棚上げにしなければ、あなたの大切な子どもは自分で自分のことも考えられない、長所がないとつぶやく大人になってしまうだろう。