【6】物の定位置が決まる
――ツール管理シート(カウネット)
引き出しの中の物の定位置が作れるシート。10mm方眼をミシン目に沿ってくり抜けば、物の大きさに合わせてスペースが作れるので、どんな物もピタリと収まる。必要な物がすぐ使え、しまうときもスムーズ。探す、選ぶという無駄な作業が減る。

【7】集中できる単機能ペン
――(左から)MONO100(トンボ鉛筆)、マルスルモグラフ(ステッドラー)、グラフ1000 0.7mm(ぺんてる)
3色ペンなどは持ち運びに便利だが、「ある作業専用」というペンを使ったほうが目の前の仕事に集中できるというのが私の考え。たとえばグラフ1000 0.7mmは主張のある筆跡になり、アイデア出しに最適。すぐ書ける濃いめの2B鉛筆はメモにぴったりだ。

【8】必要なペンに即到達
――ツールスタンド P-202(カール事務器)
ペンスタンドとは違い、定位置を決められるので、必要なものを迷わず手にとれる。ペンへのアクセスが速くなるため、思考途中の頭の回転も作業スピードも緩めない。本数は絞り込む必要があるが、実際使ってみれば、そもそも大量には必要ないことも実感できる。

【9】筆記時も様になる
――ポスト・イット 強粘着 モバイルメモ Mサイズ(スリーエムジャパン)
外出先やお客さんの前でも使いやすい、シックなカバー付きのポスト・イット。メモを書いたらそのまま手帳やノートに貼り付けられる。テープなどで貼ったり、内容を書き写したりする手間もない。TPOを意識したポスト・イットの進化版だ。

【10】時間を可視化する付せん
――時計式ToDo管理付せん(pen-info)
ビジュアルで訴えかけてくれる文字盤に細かなToDoを落とし込むことで、詳細な1日の時間割が作れる付せん。最初から「作業時間」を意識してToDoリストを作ることになるので、ひとつひとつの仕事の締め切りが明確になり、やり残しがなくなる。

ステーショナリーディレクター 土橋 正
文具展示会「ISOT」事務局を経て、土橋正事務所設立。文具ウェブマガジン「peninfo」を発行。著書に『モノが少ないと快適に働ける』『文房具のやすみじかん』(共著)ほか。「All About」のステーショナリーガイドとしても活躍中。
(大高志帆、唐仁原俊博=構成 加藤ゆき=撮影)
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