創造的アイデアを生む読書法とは

読む本が定まったら、読み方も工夫したい。

参考になるのが、やはり読書家として知られるマイクロソフト創業者のビル・ゲイツだ。起業する際に、法律書、会計書など、ビジネスに関する本を片っ端から通読。後にレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿や、世界初の印刷物であるグーテンベルク聖書を所有したという、筋金入りの本好きである。

マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏(写真=時事通信フォト)

「その読書法も独特で、『シンクウィーク(思考週間)』という習慣がある」と語るのは、著名人の行動習慣をまとめた著書がある理学療法士の濱栄一氏だ。

「年に数回1週間の休みを取って、森の中の別荘にこもると、ゲイツは下界との接触を絶ち、ひたすら本と資料を読みます。文字情報だけに集中して、とにかくインプットする。『創造的アイデア、飛躍的な考えは情報の嵐に曝されているときには決して出ない』『(一時情報を)遮断すれば今まで得られた情報と、新しく入ってきた情報を統合して、物事の本質に迫れる』という研究報告があり、ゲイツは読書という手段を用いて、それを実践しているのでしょう。

さすがに一般人が長期間一人きりになるのは難しい。でも休日、自分の部屋で誰とも会わず、数時間集中して本だけを読めば、今まで以上に深い思考ができるようになるはずです」

時間をまとめてつくれない人には、生活の中で小刻みに読む方法を紹介しよう。

「アメリカのルーズベルト大統領は、激務のかたわら、いつでも本が読めるよう、常に机上に本を広げたまま置いていたそうです。そして仕事が数分空いたら本を読み、また仕事に戻っていた。武道家のブルース・リーも古今東西の哲学書を読むような読書家。どこに行くときも本は1冊持ち歩き、空き時間に立って読書をしていたといいます」(濱氏)

集中力を高めれば、さらに実りある収穫を読書から得られるはずだ。

調査概要●年収1000万円以上で「自分は幸運だ」と思っている人(幸運者)と、年収300万円以下で「自分は不運だ」と思っている人(不運者)、各100人にアンケート調査を実施した。

(時事通信フォト=写真)
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