「敗戦なでしこ」と「セブン＆アイ創業者」の差は、生き方の「角度」

小さな「一歩」の継続が効果100倍！

伊藤さんに関してもう一つ感心していることがあります。伊藤さんに関してもう一つ感心していることがあります。同ファミレスには伊藤さんは若い方をおひとり連れて来られます。たまたまかもしれませんが、私が見かけた3度とも、2人で2人用の席に座っておられました。

混んでいるファミレスで4人用の席をたったひとりで長時間占拠している人もいますが、伊藤さんはそういうことは絶対にしない。そのあたりの心がけや気配りも、やはり成功する人は違うのだと感心しています。そんな些細なことを大げさに褒めなくても……。そう感じる読者もいるかもしれません。しかし、気付くか気付かないか。やるかやらないか。その差は歴然だと思います。

そして、私たちが伊藤さんに学びたいのは、その一歩の踏み込みや、1度角度を上げる、ということを「続ける」ということです。どんなことでも「積み重ね」が大切です。積み重ねて習慣化することで、結果が違ってくるのです。

簡単に結果が出ることならだれでもやります。しかし、本当に社会が評価するようなことは、そうやすやすとは達成できません。普段から、途方もないくらいの積み重ねをして、ようやく果たせることなのです。

大きな一歩でなくてもいい。毎日のちょっとした行動や習慣、心がけで、小さな一歩を踏み込むということができるか。さらにそれを積み重ねられるかどうか。このことが、結果において大きな差となる。

なでしこサッカーを観て、生き方・働き方における「一歩」「1度」の重要性を改めて感じました。