仕事メールに顔文字、会議中のケータイ、ご馳走してもお礼なし。この中で最もバカにされるのはどれ?上司や部下など社内の人、お客様や協業パートナーなど社外の人。それぞれの相手からバカにされる振る舞いがわかった!

マナー研修などでもよく言っていることだが、気遣いや根回しというのは上司や先輩ではなく、むしろスタッフ、業者さんにこそ必要だ。たとえば住宅の販売などは、営業だけでは何もできない。設計スタッフ、現場監督、大工さん、クロス屋さんなどがいて、アフターメンテナンスをしてくれないと、営業がいくらうまく商談を進めても回らなくなる。

だから1位の「挨拶」を自分からするのは当たり前だし、2位「『オレのほうが上』という態度で接してくる」なんて論外だ。この2つをやっていたら、何かあったときに協力してもらえず、一気にクレームの嵐となり、沈没する。

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仕入れ先に対する振る舞いとして「バカ」と感じる行為ランキング

3位「締め切りを守らない」というのは単に無能な場合もあるが、相手が下請けだから少しくらいいいやと思っている場合がある。後者は本当に愚かな行為といえる。バレていないつもりでも、相手はあなたの言動の端々からそうした上から目線の意識を敏感に感じ取っている。調査からは、とくに女性のほうがそうした傾向にあることが読みとれる。十分すぎるほど気をつけなくてはいけない。

4位「無理なお願いをしておいてお礼をしない」というのも気をつけたい。ちょっとしたことでもお礼を言うのが当たり前で、ときには感謝を形で表したほうがいい。

たとえば、営業は成果を出すと報奨金をもらえるのだが、それは周囲もちゃんと見ている。口には出さなくても「営業だけいい思いをして」「オレたちもがんばっているのに」と思っている人もいる。昔、優秀な先輩から「報奨金はおまえが預かってるだけで、全部ポケットに入れたら終わりだぞ」と言われたことがあるが、まさにその通り。たまにはランチや飲み会でおごるなどして、感謝の気持ちをアピールしたい。お金に余裕がない人でも100円以下のプチギフトでも十分効果がある。