株式アナリスト 鈴木一之氏が注意喚起!「最近よくある失敗ケース」

日経平均株価が2万円を超え、東証1部の時価総額が過去最高になっている(2015年6月時点)。週刊誌は「バブル」「暴落間近」と騒ぎ立てるが、プロの視点は!?

株式アナリスト 鈴木一之氏

「適正な株価水準ではないでしょうか。米国金利が上昇したり為替が大きく動けば前提が変わりますが、だとしても企業業績は相当に強いですから、日経平均2万円の許容範囲は大きいと思います」

そうした中で、初心者が陥りがちな失敗ケースとは?

「高値に飛びついては持ちきれず、投げさせられたところが底になるというパターンですね。これを回避するには、とにもかくにも焦らないこと。狙った銘柄は数日間は監視して、タイミングを計ってください。回転している大縄跳びに飛び込むような感じですね」

高値掴みを避けるには株価よりも出来高に注目したい。

「相場の過熱は株価より出来高に表れます。急増したところが当面の天井だったということはよくあります。わからなければ、2~3回に分けて買うのも有効な手立てです」

(山本祐之、加藤昌人、工藤睦子、和田佳久=撮影)
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