女性にとって働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい


東京都女性活躍推進大賞授賞式。左から、DACグループ代表の石川和則氏、武蔵村山病院副委員長の原澤有美氏、キャリア・マム代表の堤香苗氏、東京都知事舛添要一氏、芝浦工業大学学長村上雅人氏、豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事の山本道子氏

パネルディスカッションでは各団体のさまざまな取り組みについて率直な意見を聞くことができたが、どの組織にも共通していたのは「女性にとって働きやすい職場になれば、結果、男性にとっても働きやすい職場になる」ということと、「数値目標を立てて進めていくことの重要性」という2つだった。

男性社員が多く均一性が高いタイプの組織から見ると、ダイバーシティや女性活用推進というのはとかく「意思の疎通がしづらく、面倒なもの」になりがちだ。しかしいまどき、企業の競争力を上げ、質の高い人材を採用するためにはダイバーシティ推進が欠かせない。女性管理職や役員の比率を上げようと取り組んでいるがうまくいかない、という組織は、ここで紹介したような成功例に学び、自社に応用していくことで、突破口が開けるのではないだろうか。

 

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