時代に挑み道を拓いた“日本初”の女性たち

【1885年】荻野吟子が医術開業試験に合格。湯島に「産婦人科荻野医院」開業、女医1号に。

【1887年】羽仁もと子が報知社(現・報知新聞社)に入社、日本初の女性ジャーナリスト。

【1917年】栃木県の渡辺ハマ(当時23歳)が自動車運転免許試験に合格。初の女性ドライバー。

【1925年】翠川秋子が東京中央放送局(JOAK)入社。初の女子アナ誕生。毎朝の家庭講座を担当。

【1928年】アムステルダム五輪で人見絹枝が女子800m走で銀メダル。日本人女性初のメダリストに。

【1931年】東京航空輸送が客室乗務員「エアガール」を3人採用。6人乗り水上飛行機に乗務。世界でも初の試みだった。

【1934年】埼玉県七本木村の西崎キクが単発複葉機「白菊号」で満州へ。女性飛行士初の海外渡航。

【1936年】ベルリン五輪競泳女子200m平泳ぎで前畑秀子が日本人女性初の金メダル。

【1940年】中田正子が弁護士試補試験に合格、女性初の弁護士。鳥取県弁護士会長などを歴任。

【1946年】第22回衆院議員総選挙で園田天光光、山口シヅエら39人が当選。女性初の代議士に。

GHQの指示により、女性警察官(婦人警察官)採用。当時は執行(逮捕)権を持たなかった。

【1960年】自民党の中山マサが第1次池田内閣で厚生大臣として入閣。初の女性閣僚。

【1968年】陸上自衛隊が輸送学校隷属の「婦人自衛官学生隊」編成。初代隊長は前田米子1等陸尉。

【1971年】医師で登山家の今井通子が女性初のアルプス3大北壁登攀に成功。

【1975年】テニス・ウィンブルドン女子ダブルスで沢松和子が日本人女性初のテニス4大大会優勝。

登山家の田部井淳子がエベレスト登頂に成功。92年には7大陸最高峰登頂の偉業も。女性の登頂成功は世界初!

【1978年】女子サッカーFCジンナンが日本代表としてアジア女子選手権に参加。初の国際試合に。

【1979年】高島屋の石原一子が常務取締役に昇進。東証一部上場企業で初の女性重役。