2016年3月14日(月)

妻の小言は、聞き流す派? 解決する派?

何気ない人生の選択33

PRESIDENT 2015年6月15日号

著者
鈴木 工 すずき・たくみ
ライター

1974年、神奈川県生まれ。芸人関係の記事を中心に執筆。言論誌『kotoba』に「無名の名・芸人伝」を連載中。尾田栄一郎著『ONE PIECE STRONG WORDS』、犬丸一郎著『帝国ホテルの流儀』(共に集英社新書)などの構成も担当。

執筆記事一覧

鈴木 工=文

大嫌いな人に5回微笑みなさい

この設問には、明確な答えが出た。

「男は論理で話すけれど、女性は感情でしゃべる。議論しても負けるから、妻の小言はもう聞き流すしかありません。弁が立つ経営者でも、議論する人はいないと思いますよ」(300人以上の経営者を取材してきたジャーナリスト・國貞文隆氏)

「太古のムラ社会では、男性が狩りに行っている間、女性はしゃべることを通して仲間と関係性をつくっていった。それで話を続けることが、女性の脳を発達させてきたという説があります。つまり女性は話を続けるのが目的で、議論したいのでも、答えを出してほしいわけでもない。だからこれは小言を聞いてあげるか、それができなければ聞き流すべきでしょう」(著名人の行動習慣をまとめた著書がある理学療法士の濱栄一氏)

聞き流すのが正しい行為だとしても、小言を言われている状態は、どうしてもイライラしてしまう。このストレスはいかにして解消すればいいか。

「聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏が取り組んでいる習慣が有効です。日野原氏はストレスを感じたら、その場を離れて、ほんの少しだけ小走りをします。病院内や地下鉄でもエレベーターを使わないようにして、なるべく歩く。それによって気分転換し、座右の銘である『平静の心』をキープしているんです」(濱氏)

走ると意欲や快の感情を導くドーパミン、覚醒や気分に影響するノルアドレナリン、不安や衝動に関わるセロトニンが増えるため、イライラ感が消え、心に余裕ができるという。

また濱さんが推奨するのが、「大嫌いな人に5回微笑む」というマザー・テレサの習慣だ。その行動をとる理由を、マザー・テレサはこう説明する。「平和のためにそうするのです」。

家庭の平和を願うのであれば、妻に笑顔を向けよう。

PickUp