現在、最も還元率が高いのは「リクルートカードプラス」で、還元率は2%。年間200万円利用なら、還元される額は4万円に一気に増える。2160円の年会費がかかるが、十分ペイできるお得度だ。

2%というのは断トツの還元率で、カード会社がこの水準を提供するのは不可能と考えられる。リクルート側に「じゃらん」など、自社サービスの利用を増やす、宣伝効果を得る、といった狙いがあるからこその還元率といえる。

ポイントは2015年11月24日から「ポンタ」ポイントとなり、ローソン、ゲオ、昭和シェル石油などで利用できる。JALのマイルにも交換でき、4万ポンタポイントが2万マイルになる(この場合、還元率は1%になるが、マイルをためるには有利なレートといえる)。

もっと幅広く使えるポイントがいいという人には、「漢方スタイルクラブカード」「REX CARD」が候補になる。還元率は1.5%で、一般的なカードの3倍(2015年11月請求分まで1.75%)。ポイントは、カードの利用代金の支払いに引き当てることができるため、無駄なく、合理的にポイントを活用できるのが大きな利点だ。いずれも2年目から年会費がかかり、漢方スタイルは1620円、REXは2700円(年間50万円以上利用で翌年度無料)だが、利用額が多ければ十分元がとれる。漢方スタイルには一定額の利用でボーナスポイントも付き、年12万円以上の利用ならREXより得になる。

公共料金など、あらゆる支払いをカード払いにすれば、年間200万円程度はそう多い金額でもない。夫婦で家族カードを作り、メインカードとして利用するといい。年会費432円で家族カードが持てる(REXは年間50万円以上利用で翌年度家族カードも無料)。

労せず得する方法として、紹介した3枚への切り替えを検討してはどうか。

(構成=高橋晴美)
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