藤川さんがガイド
【サラリーマンコース】不動産投資で1億円を目指せ!

▼生活の基礎を固めて投資を開始しなさい

30代になってある程度の資金ができたら、いよいよ実際に不動産を購入します。将来値上がりする物件を選ぶことが理想ですが、こればかりは確かなことを言えません。一般的に、山手線の内側などの都心部の物件は地価が下がりにくいと言われています。また、駅から近いことも重要な条件。当然、そうした物件は高額ですが、価値が上がりやすい物件を買うなら、無理をしてでも高い物件を買うことになります。

いい物件が見つかっても、すぐに飛びついてはいけません。不動産投資は、需要と供給の歪みで儲ける投資です。たとえいい物件でも、みんなが投げ売っているときに購入してこそチャンスになります。

では、どうやってそのタイミングを見極めればいいのか。大枠でいうと、買い時は5~7年に1回のサイクルでやってきます。5~7年に1度は大きな経済危機があり、不動産市場や株式市場が暴落するからです。直近ではリーマンショックが2008年。その前のエンロンやワールドコムの破綻が01~02年でした。さらにその前は、アジア通貨危機が1997年、バブル崩壊が91年。こうやって並べると、だいたい5~7年を1サイクルとして経済活動が回っていることがわかります。お金持ちはこのサイクルに乗って、市場が暴落してみんなが焦っているところで仕込み、景気が回復して過熱してきたところで手放すのです。