2016年1月8日(金)

サクラセブンズの抱負は「リオで金」

スポーツ・インテリジェンス【第43回】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
松瀬 学 まつせ・まなぶ
ノンフィクションライター

1960年、長崎県生まれ。早稲田大学ではラグビー部に所属。83年、同大卒業後、共同通信社に入社。運動部記者として、プロ野球、大相撲、オリンピックなどの取材を担当。96年から4年間はニューヨーク勤務。02年に同社退社後、ノンフィクション作家に。日本文藝家協会会員。著書は『汚れた金メダル』(文藝春秋)、『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』(扶桑社新書)など多数。

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松瀬 学=文
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紅白にもゲスト出演

年が明けた。空前のラグビーブームを象徴するかのように、年末年始、ラグビー選手がテレビのバラエティー番組などに相次いで出演した。ことしのリオデジャネイロ五輪出場を決めている7人制ラグビーの日本代表女子『サクラセブンズ』はなんと、紅白歌合戦にゲストとして出演した。

もうビックリだ。新年5日。その時の気分を、出演したチーム最年少の20歳、東京学芸大2年の小出深冬(アルカス熊谷)に聞けば、「楽しかったです」と顔をほころばせた。

「いろんな出演者の方々から、“応援しています”“がんばってください”と言われるのが、すごくうれしくて、うれしくて。ことしはがんばって、もっと注目されたいな、という気持ちになりました」

昨年は、サクラセブンズにとって「躍進」の年だった。戦略的、かつ科学的なトレーニングとハードワーク(猛練習)が実り、強豪チームがそろうワールドシリーズ昇格を決めた。さらにはリオ五輪アジア予選ではひとつになって“五輪切符”を獲得した。

目標をリオ五輪の金メダルに置いているサクラセブンズにとっては、やっとでスタートラインに立った心持ちだろう。ハタチの小出にことしの抱負を漢字1文字で表現してもらえば、「金」と即答した。

「オリンピックの金メダルの金です。私たちは金メダルという目標を掲げて、4、5年かけて、練習してきました。戦い切って、オリンピックで日本女子でも金メダルを取れることを証明したい」

そのためには?と聞けば、顔がきゅっと引き締まった。

「もう一度、個々の力を強くするのが大事です。ことしは合宿、試合が多くなるんですけど、そこで個人の成長というのを心掛けていきたいですね」

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