シメのフレーズ

シメは「よろしくお願いいたします」が定番。その後も仕事が続くなら「引き続きよろしくお願いいたします」としたり、先方に質問や提案を投げかけたのなら、「ご検討くださいますよう」などの言葉を加えてアレンジします。「取り急ぎ、ご連絡まで」もよく見かけますが、忙しさのアピールのようであり、先方はぞんざいに扱われていると思う可能性も。ただし、外出先から携帯電話やスマートフォンでメールを送る場合に「取り急ぎ、携帯電話から失礼します」と使うのはよいでしょう。

【シメのフレーズ】
◆取り急ぎご連絡まで。

⇒急いで知らせたいことがある場合に。通常のメールでの使用は避けたい。
◆よろしくお願いいたします。
⇒シメのフレーズの王道。「今後とも」「引き続き」などの言葉を加えても。
◆ぜひご検討いただけますよう、お願い申し上げます。
⇒商品紹介、企画提案などのメールのシメに使うベーシックなフレーズ。
◆メールにて恐縮ですが、取り急ぎご報告を差し上げます。
⇒電話で伝えるべき急ぎの内容を、先方が不在のためメールで知らせる場合に。

案内のフレーズ

新商品の発表会などを多くの人に広報するには、「ご参加いただけますようお願いいたします」という定型文が一般的。先方の興味、関心の度合いに応じて「ぜひ、ご参加いただけないでしょうか」と問いかけるように書くと熱意が伝わります。ただし、この場合、相手は参加の可否を返信しなければならず、面倒に思われることも。「来ていただけると嬉しいです」と自分を主語にして書くと、相手の負担が軽減し、熱意をやんわりと伝えられます。

▼COLUMN2:メールのやりとりは1案件「1往復半」で

1つの案件で何度もメールがくるのは相手として嬉しいものではありません。回数が少ないほど、お互い時間が節約できて、好印象を持たれます。最良は、1往復半でやりとりを完結すること。最初のメールでこちらの都合、場所など選択肢を伝え、それを受けて相手から返事がきたら、「了解しました」で済ませるのがスマートです。

【案内のフレーズ】
◆ぜひ、お越しいただけないでしょうか。

⇒先方の参加を強く希望している場合に。「ご参加いただけないでしょうか」でも。
◆ご参加いただけると嬉しいです。
⇒参加を熱望している場合に。やんわりと熱意を伝えるのに最適。
◆ご興味があればご招待いたしますが、いかがでしょう。
⇒先方の反応を見ながら、誘う場合のフレーズ。ソフトな語調ながら熱意が伝わる。