お礼のフレーズ

「御礼申し上げます」「感謝いたします」といった言葉は硬い印象。仕事相手でも「ありがとうございます」で構いません。ただし、2回まで。それ以上になるとしつこい印象になります。また、毎度「ありがとう」を連発していると、ありがたみが薄れるので注意しましょう。お礼は理由も大切。「昨夜はおいしい料理を前に、楽しい時間を過ごすことができました」などと気持ちを素直に書くと感謝の心が鮮明に伝わります。

【お礼のフレーズ】
◆ありがとうございます。

⇒最もベーシックな感謝の言葉。ありがたみが薄れるので1通のメールに2回まで。
◆重ねて御礼申し上げます。
⇒2つ以上の事柄に感謝の気持ちを伝えるときに。強い感謝の気持ちが伝わる。
◆ご配慮いただき、恐れ入ります。
⇒感謝の気持ちをへりくだって伝えるときに。「恐縮です」でも可。
◆心より御礼申し上げます。
⇒丁重なお礼フレーズ。硬い印象になるので、かしこまったメールを書くときに。

依頼のフレーズ

依頼のフレーズは、相手が受けてくれることがわかっている場合とそうでない場合で書き方が異なってきます。

受けてくれるのが確実なら、「お願いいたします」で十分。そのうえで、具体的な依頼内容や依頼する理由をわかりやすく添えることが大切になります。

一方、受けてもらえるか不明確なら、「お願いできますか」と疑問形で書くか、「受けていただけますと幸いです」と語尾をやわらげる。この場合、具体的な内容を長々説明することはせず、「お受けいただけるようでしたら、あらためて詳細をお知らせします」としたほうが無難です。

【依頼のフレーズ】
◆◯◯をお願いいたします。

⇒最もベーシックで使用頻度の高い依頼のフレーズ。「よろしく」を加えても。
◆◯時間ほどお時間を頂戴できますでしょうか。
⇒メールでアポイントを取るときの代表フレーズ。「いただけますか」でもOK。
◆◯◯をお願いしたく、ご連絡差し上げました。
⇒メールした目的を示しながら、依頼をするときに使うフレーズ。
◆ご対応いただけませんか。
⇒依頼の言葉を丁寧に言い換えた言葉。硬い文面になるので注意を。
◆お忙しいところ恐れ入りますが、ご関心を持っていただけるようでしたら折り返しのご返信をいただけると幸いです。
⇒恭しい言い回しで返信を促す一文。気を遣う目上に対して。