目的地を明確に定め綿密な戦略を構築する

下で紹介しているのは、実際に水戸大家さんの紹介物件で不動産投資に取り組み、堅実に資産を増やし続けている例をピックアップしたものだ。これらは、大切なポイントを踏み外すことなく、綿密な戦略に基づいた行動の結果。「決して特別なケースではない」と峯島社長は言う。

では、同社が提供するコンサルティングサービスの流れを追っていこう。まずは、無料の面談(完全予約制)でじっくりと相談者のバックボーンを紐解く。その上で、「目標を設定すること」が重要であると、峯島社長は強調する。

「自己資金をできるだけ使わずに投資をしたいと希望する方もいれば、年収は高いけれど、あまり貯金がないという方もいる。オーナー様の事情や要望にもさまざまなパターンがあるわけですが、いずれにしても限られた条件の中で、どのくらいの事業規模でやるのか? 何を目指すのか? を明確にしておく必要があります」

そうして方向性が固まったら、具体的な物件や金融機関選び、実際の購入へと進んでいく。

なお、相談にやってくるのは不動産投資の初心者だけではない。すでに何棟も所有していて、さらなるステップアップを目指している人。あるいは、他社で紹介してもらった物件で運用していたものの、思うような成果を得られず、解決のためのアドバイスを欲している人などもいる。

「私たちのように、収益用の不動産仲介を専門にしている事業者というのは、実は非常に少ないのです。投資に失敗しない人はもちろん、儲かる人をつくるというのが当社のポリシー。それを実践してきたからこそ、半数以上がリピーターになってくださるのだと思います」

2015年4月には、賃貸管理を専門に行うグループ会社のMTKを設立。空室対策から、クレーム対応、さらには売却まで。全国各地の提携会社とのネットワークにより、オーナーに対する購入後のバックアップ体制も強化した。

セミナーなどで全国各地を飛び回り、多忙な日々を過ごす峯島社長。拡大するニーズに応えるべく、2016年には、大阪支社も始動する予定だ。「ご要望があれば、これからも拠点を増やしていきたいと思っています」。強固な地盤が着々と築かれている。