足立区なら年収900万で最低500万貯金可能!

ところで、いま人気になっているふるさと納税は、年収932万円で夫婦と子ども1人の家庭なら年間約15万円を納税できます。これにより、「見返り」としてもらえるお米を含むかなりの食料が「無料」で賄えることになります(ちなみに、ふるさと納税3万円で、お米なら60kg入手可能)。

こういった生活を続ければ、年収900万以上の方ならおそらく毎年最低でも500万は貯金できるのではないでしょうか? これが、将来的に目指す複数の「財布」、つまり事業所得、不動産所得、配当所得のベースの“種銭“になっていきます。

富裕層への道は、給与所得を増やさずに他の所得を太らせていくことがポイントですが、種銭をつくらなければどの種類の所得もスタートを切ることができません。

資産形成の初期の段階で、自分の収入が周囲より低いのに、見栄や同調圧力などによって分不相応の場所に住むような行為をしていては、大事な種銭を貯められません。これは将来的な資産形成に十分な致命傷を与えるインパクトがあります。

住む場所の見直しは長期にわたる貯蓄への影響が大きいため、思っている以上に重要な検討事項となります。

ただし、この見直しは、その場所に将来ずっと住まなければならないことを意味しません。

不動産所得、配当所得などの運用所得が積みあがってきて、次の場所に移ってもその場所で十分にトップクラスの収入を得ている状況が確認できるのならば、問題はありません。

「自分より上」の人が多くなければ、段階的にアップグレードしていくことは許されるのです。生活を向上させながらストレスをためずに貯蓄額を増加させるという両立が可能になってきます。

最初のダウングレードした家はいずれ引っ越すことを前提とするという意味でも、家を購入するのではなく賃貸にすべきでしょう。住宅投資によって資産を構築する方法についてはまた別の機会にお話ししたいと思います。