成功を持続させるために必要なこと

なにかうまくいったとたんに、ふと力が抜けて安心してしまうことはあるものだ。根を詰めてがんばったら、あとはこのままうまく回ってくれるはず……。そんな気持ちにあぐらをかいてしまいたくなる。あるいは、うまくいかなかったときに、やったところで……といった気持ちになることもあるかもしれない。成功するために精一杯の力を出すが、いったん成功するとその心地よさに身を任せて、それまでの努力を怠ってしまいたくなるものだろう。

そんな気持ちを制する、デール・カーネギーのこんな言葉がある。

「何事にも落胆しない・あくまでやり続ける・決して断念しない。この3つが大体において成功者のモットーである」

つまり、何があってもあきらめずに、飽きずに続けること。ときに、わざわざ「ムリだ」と声をかけてくる人もいるし、本当にこれを続けていいのか不安になることもあるかもしれない。いざ続けるというのも難しいものだ。それでも、続けることが成功への一歩だとされる。

成功アナリストのリチャード・セント・ジョーンズ氏も、成功までの道のりについてこんなフローを提唱する。

情熱 ⇒取り組み ⇒集中 ⇒やる気 ⇒アイデア ⇒上達 ⇒力を尽くす ⇒やり抜く ⇒成功する

多くの場合、このフローを一方通行に捉えてしまいがちだ。つまり、成功まで到達したらそこでおしまい。あとはそのままうまく周ってくれることを期待する。ところが、成功に行きついたところであぐらをかかずに、さらに繰り返していくことで、本当の成功というものが持続する。

たとえば、成功までの道のりに必要なひとつの過程「アイデアを出す」ために必要なのはどんなことかを見てみよう。