2015年11月27日(金)

子供が「偏食」になる家族の習慣3つのケース

見直せ! 家族の8大ダメ食習慣【後編】

プレジデントFamily 2013年11月号

文・上島寿子 撮影・遠藤素子、市来朋久 教える人:渡邉早苗

子供の食に関しては、偏食に悩むお母さんも多いだろう。「野菜が苦手」「お肉しか食べない」など、悩みはさまざま。食が細いことを気に病む人も少なくない。そんな子供を前につい「食べなさい!」と声を荒立てたくなるが、「そこはぐっとこらえて」と食べ物と子供の成長との関係に詳しい渡邉早苗先生はなだめる。

「『食べるまで席を立っちゃダメ』などと強制しないでほしい。食事をすること自体が嫌になります。楽しい気持ちで食べると消化酵素の出がよくなります。反対にネガティブな気持ちで食べると消化酵素の出が悪くなってしまい、せっかく食べても身になりません。どんな場合でも食事は楽しく、が私の持論です」

そこで偏食の解決策を尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「子供が偏食になるのには3つのケースが考えられます。1つは親が偏食の場合。親が嫌いなものは食卓に上がりませんから、その食べ物は子供にとって未知のものになる。知らない味を遠ざけるのは、人間の本能。自分が嫌いでも料理をして、体験させることが大切です」

もし、親に偏食がないなら、子供の喜ぶ顔を見たいばかりに、好物ばかりを作っていないだろうか。あるいは間食が多くておなかがすかないというケースもある。空腹ではないから、自分の好きなものだけつまんで「ごちそうさま」となるのだ。

「最近の小学生は『おなかがすいた』という感覚を知らないとよく聞きますが、私の孫もそう。学校から帰ってきてもおなかはすいてないと言うんです。だから、まずは『おなかがすいた』という感覚を教えるのが第一歩。土日などに、『今日はおなかをすかしてみよう』と宣言して、おなかがすくまで食事を出さない。おなかがペコペコになれば、多少嫌いなものも食べるはずですよ」

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上島 寿子