代表メンバーの「信頼感」が違う

昨年、リオ五輪に向けたコア(主軸)選手を中心としたスコッド(候補選手)が決まり、ほぼ同じ選手構成で継続強化ができるようになった。とくに今年は6月から、100日余の強化合宿、遠征が行われた。

「勝因」を聞かれ、主将の桑水流は即答した。「メンバーの固定が大きかった」と。

「これまでとは、そこが全然違いました。長い間、一緒に合宿してきたこともあって、目には見えないですけど、メンバー同士の信頼感が確実にあったと思います」

主将に言わせれば、優勝の要因は「信頼」と「プライド」と強調した。

選手にとって、所属チームからの支援はありがたい。桑水流主将は五輪出場権獲得後、コカ・コーラの臼井章広監督からお祝いの電話をもらった。同主将が説明する。

「良いか悪いかは別として、セブンズの試合にいくといったら、(チーム首脳に)ちょっと渋られたこともあったんですけど、いまは、“今シーズン、おまえはオリンピックを目指せ”といってくれていたんです。(時代が)全然違いますよね」