Apple製品のおさらい

基本的なところからおさえよう。アップルはパソコン(Mac)と、スマートフォン(iPhone)の2つを軸に製品を展開している。

iPhone系列の製品を小さい方から挙げていくと、以下の5つになる。

・Apple Watch:iPhoneと連動して動作する腕時計。「スマートウォッチ」と呼ばれているジャンル。
・iPod Touch:音楽プレイヤーのiPodが進化したモデル。もともとは音楽プレイヤーという位置づけだったが、実際には“通話機能を持たない小型iPhone”ともいえる製品となっている。
・iPhone:いわずもがな、スマートフォンの代表モデル。新製品発表会の主役。
・iPad:iPhoneから通話機能を省き、大きくした「タブレット」と呼ばれる製品。画面の大きさを生かして、ドキュメントの作成や閲覧、映像鑑賞やゲームなどに使われている。電子書籍を読むのにも良いサイズだ。今回、最上位の大型モデルが登場した。
・Apple TVテレビにつないで使う機器。ネットにつないでiTunesStoreから映画などのコンテンツをテレビで見る、iPhoneやパソコンの映像や写真、音楽をテレビで楽しむといった用途に使う。今回のフルモデルチェンジでiOSを搭載し、仲間入りを果たした。

これらに共通する特徴は、すべてiPhone用に開発された「iOS」をベースにした技術で動作していることだ。だから画面デザインや使い勝手はよく似ているし、すべて専用に作られた他社製アプリを動かすことができる。アップルの強みは自社の技術をさまざまな製品に展開することで、デザインや操作感を統一して、それぞれを連動させて使える点だ。