2015年10月2日(金)

2019年W杯日本大会の成功めざして! 開催地が熱戦の運営視察

スポーツ・インテリジェンス【第30回】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
松瀬 学 まつせ・まなぶ
ノンフィクションライター

1960年、長崎県生まれ。早稲田大学ではラグビー部に所属。83年、同大卒業後、共同通信社に入社。運動部記者として、プロ野球、大相撲、オリンピックなどの取材を担当。96年から4年間はニューヨーク勤務。02年に同社退社後、ノンフィクション作家に。日本文藝家協会会員。著書は『汚れた金メダル』(文藝春秋)、『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』(扶桑社新書)など多数。

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松瀬 学=文
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大金星の陰で、4年後の準備着々と

英国で開催中のラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会では、日本代表が南アフリカを破る金星を挙げて盛り上がっている。日本人観戦客も目につくが、4年後の2019年W杯日本大会の試合会場の準備担当者も視察に訪れている。釜石市のワールドカップ推進室の増田久士さんは「まちのオリジナリティの価値」に触れたという。

「それぞれのオリジナリティをよくわかって、(試合開催の)戦略を立てていることがわかりました。釜石のオリジナリティは何なのか。東北の魅力、釜石のよさを出せるような工夫が必要だということなのでしょう」

増田さんたちは、日本×南アフリカが行われた海浜リゾート地のブライトンや、日本×スコットランドの会場となったラグビータウン、グロスターなどのまちを訪ねた。そこで担当者から、会場の運営の仕方、ファンゾーンの盛り上げ方、マーケティング戦略などの説明を受けた。「ここまでいろいろな話が聞けるとは思っていませんでした」と驚く。

グロスターではラグビーの伝統を前面に出し、まちのいたるところにラグビーボール型のキャラクターの置物が置かれていた。まちの飾りつけ、いわゆる『シティー・ドレッシング』は重要なテーマの1つである。釜石のオリジナリティもラグビーだから、グロスターの運営はさぞ、参考になっただろう。

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