超一流は「日曜の夜」に仕事のイメトレをする

「月曜朝の辛さ」原因2
▼休日モードから仕事モードに変わっていない

平日と休日では気分のモードが違います。

休日は当然、仕事のストレスや緊張から解放されたリラックスモードで過ごしています。意識しているかどうか別にして、このリラックスモードから月曜日の仕事の「緊張モード」に切り替えるのにギアチェンジのエネルギーがけっこうかかります。これが月曜日の朝が重たい2つ目の原因です。

職場という戦場にまた戻るのかと思うと、つい憂鬱になる。誰もが理解できる感情でしょう。ただ、会社の時間にモードを切り替えるタイミングが月曜日の朝というのは、一考の余地があります。いささか「受身」過ぎるのではないでしょうか。守りの姿勢=受身だからこそ苦痛感が大きくなり、すべてのことが後手に回って、悪い循環になってしまいがちです。

そこで私がおすすめしたいのは、モードの切り替えは、主体性を持って能動的に行なうことです。対策としては、早めに仕事モードを立ち上げておくことです。できたら日曜日の夜に、また月曜日の朝にほんの少しだけ早く起きて、15分間でいいので、きたる1週間の計画と月曜日の1日の計画を立てるのです。

計画は綿密なものではなく、ざっくりとしたものでも大丈夫です。たとえば、次の金曜にプレゼンテーションがあるので、木曜の昼までにはもろもろの資料や説明文の6割は完成させよう、ならば、遅くとも火曜には取りかかろう、というふうに。

おおよその段取りを紙に書くことにより、平日の仕事モードを能動的に立ち上げやすくなります。自分なりにプランを立てるという、いわば“武装”によって、戦闘準備を整える。そうすれば、その週は主導権を握って仕事することができるのではないでしょうか。