2015年9月23日(水)

年収3000万でも“下っ端”! 本物のお金持ちは「財布が4つ」

プレジデント・マネーNEWS【38】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
金森 重樹 かなもり・しげき
ビジネスプロデューサー、不動産投資顧問

金森 重樹東大法学部卒。25歳の時に1億2000万円の借金を負う。著書『お金の味』に詳しい。マーケティングの技術を活用して35歳で借金を完済。行政書士として脱サラ。不動産、建設、ホテルチェーン、医療法人、福祉事業などグループ年商100億円の企業グループのオーナー。個人で日本最大2メガワットのメガソーラー発電所を宮古島で開設。自宅の冷蔵庫とストッカーは自治体からのお礼の品でいつも満杯。ふるさと納税を始めて食費はほぼ「0円」を更新中。著書に『2015年改訂版 100%得をするふるさと納税生活完全ガイド』。

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行政書士、不動産投資顧問 金森重樹=文
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なぜ、富裕層はカンタンに超富裕層になれるのか

さて、前回の記事が出てから、「ベントレーを経費でというくだりは自営業者だけじゃないの?」という意見をサラリーマンの方からいただきました。

第1回のまとめを読んでいただきたいのですが、富裕層がどうやって超富裕層になるのかを想像してみてください。

富裕層はお財布がひとつだけなのでしょうか? そんな訳ないですよね。

まず個人の事業収入、不動産収入、配当収入、給与収入とお財布が4種類あります。それから、事業法人があって資産管理会社があって法人で使えるお財布もあります。

ここで、私が声を大にして言いたいのは、これらの財布はサラリーマンであっても作り出そうと思えば、今からでも準備可能だということです。

給与収入はすべてがガラス張りで経費がほとんど認められない世界です。

この給与収入は、他の収入を作り出すいわば「種の部分」だと思います。決して給与収入だけで富裕層になろうと思わないでください。この「種」を使って他の収入を作り出すことが必要だということです。ポイントはいかにして、給与収入が得られている間に、他の収入を作り出すかです。

近頃、給与収入というのは経済環境や自分の年齢などによって簡単に下がったり、失ったりします。その点、事業収入や不動産収入にもリスクはありますが、定年はありません。現段階で給与収入が他の収入より多いようであれば、富裕層・超富裕層への道はまだまだ長いと言わざるをえません。

サラリーマンの方でしたら、リーマンショック後は賃金カットなどに伴って副業禁止規定を廃止する企業も増えてきましたので、何らかの形で事業収入を作り出します(具体的に、どんな事業を手掛けるといいかというヒントは別の機会に原稿にしたいと思います)。

個人事業の良さは、何と言ってもサラリーマンと違っては経費が認められる幅がぐんと広がるということ。いままで使えないからと捨てていた領収書などが生きてくるという意味を持ちます。

個人事業の接待交際費は上限無制限です。学会(講演や勉強会など)への研修参加費だとか、旅費だとか、取引業者とのゴルフコンペだとか、経費負担が一気にこれで軽くなります。自宅を執務室としていれば、その分の家賃も経費で落ちます。

つまり、給与収入がガラス張りなのと違って、事業収入は自分の生活が事業と一体化する限りにおいて、経費の点では柔軟性があるということです。

たとえば、サラリーマンの人が、帰宅途中の酒場で同僚と上司の愚痴を言っても1円も経費にはなりませんが、同じ事を同業者として情報交換をしてもそれが事業の一環である以上は接待交際費となるということです。

不動産収入も経費の幅が大きいです。賃貸不動産に投資することで、購入検討物件の現場調査や既に保有している物件の管理会社の管理状況のチェックのためにベントレーが必要となれば不動産収入とのバランスの問題はありますが、サラリーマンでも経費で落ちます。これが、「ベントレーを経費で購入するのは自営業者のみでしょ」という冒頭の質問に対する僕の答えです。

「コンチネンタルGT」は2ドアだから落ちない? いえ、仕事で使えば落ちますよ。家族でも使うから落ちない? 家事按分を使って事業と私用を分けてはどうですか?

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