世界ランクも9位まで上昇

いざ本番である。ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会(9月18日開幕)に挑む日本代表が1日、英国に向けて出発した。目標が「ベスト8入り」。世界的名将として知られるエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)はこう、宣言した。

「我々は4年間、日本のラグビーを変えるためにハードワーク(努力)を続けてきた。これから究極の試練が待ち構えている。トップ8に残り、W杯で一番印象に残るチームになりたい。胸を張って成田空港を出て、胸を張って日本に戻ってきたい」

この4年、日本代表は過酷なトレーニングを課してきた。合宿では時に朝5時から練習を始め、日に3回、4回と練習をしたこともある。体力的にも精神的にも、選手たちを追いこんできた。

確かに日本代表はタフになった。個々のストレングス、フィジカル、フィットネスは総じて、高まった。スクラム、ラインアウトは安定し、世界ランキングでは昨年、一時は9位まで上昇した。