2015年9月23日(水)

日本ほどイノベーティブな国はない

グローバルで勝負するための仕事作法【4】

PRESIDENT Online スペシャル /PRESIDENT BOOKS

著者
梅澤 高明 うめざわ・たかあき
A.T. カーニー 日本法人会長

梅澤 高明東京大学法学部卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営学修士。日産自動車を経て、A.T. カーニー入社。日米で20年にわたり、戦略・マーケティング・組織関連のコンサルティングを実施。テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」コメンテーター。グロービス経営大学院客員教授。著書に『最強のシナリオプランニング』(編著、東洋経済新報社)など。クールジャパン関連の政府委員会で委員を務め、戦略の立案・推進で政府を支援。内閣府「税制調査会」特別委員。

A.T. カーニー 日本法人会長 梅澤高明
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日本は新技術のトップランナー

日本人は決まったことを忠実に再現するのは得意だが、既存の枠を超えてイノベーションを起こすのは苦手だとよく言われます。しかし、本当にそうでしょうか。

私は、日本は実にイノベーティブな国だと考えています。イノベーションという意味で、日本の強みが2つあります。1つは、新技術の開発です。

技術力なんて過去の栄光だと考えるのは間違いです。日本の科学者やエンジニアたちは研究開発を地道に続けており、素材分野で有望な新技術を続々と生み出しています。また、IPS細胞や再生医療、ヒト型ロボット、人工知能なども楽しみな分野です。

『グローバルエリートの仕事作法』(梅澤高明著・プレジデント社)

トムソン・ロイターという情報サービス企業が毎年、優れたイノベーター企業をランキングしていますが、最新の「Top 100グローバル・イノベーター 2014」では、トップ100社のうち39社が日本企業でした。日本は、これまでランキングのトップだった米国を抜き、世界最多のランクインとなりました。

このランキングは、「特許数」「成功率」「特許ポートフォリオの世界的な広がり」「引用における特許の影響力」の4つの軸で企業を評価しています。研究開発分野では、日本はいまもアメリカと並ぶ世界のトッブランナーです。

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