遠方在住でも、活用者多数

CONTENTZには、仮眠ができるように人工芝とハンモックもある。

さらにCONTENTZには仮眠をしやすいようにハンモックや人工芝のスペースがあり、冬場はこたつも用意しているそうです。このように運営者自身も仕事場として使っているコワーキングスペースは、利用者のニーズにできるだけ応えてくれるのかもしれません。さらに、プリンターやスキャナも無料で使うことができ、水やお茶、コーヒーはフリードリンクです。

筆者が今回、コワーキングスペースを取り上げようと思った点はここにあります。フリーランスだけでなく、例えば外回りの営業の人で担当エリアが決まっている場合、空いた時間に毎日のように喫茶店に入るよりも、月会費を払って最寄りのコワーキングスペースを利用する方が節約になるのではないかと考えているのです。

どこか休む場所はないか探し回る手間を考えると、立ち寄りやすいコワーキングスペースをあらかじめ調べておくのは時間の節約になるでしょう。また、決まった場所にいつでも行ける安心感もあります。

――会員さんは近隣の方が多いとのことですが、遠方から来る利用者はいますか。

「そうですね。月会員の中には、地方から東京への出張が多い経営者やビジネスマンもいますよ。五反田は新幹線が止まる品川駅はもちろん、羽田空港にも近いですから。最近は、とくに都内のホテルの予約が取りづらい状況でもあるので、宿泊はカプセルホテルにして、CONTENTZでパソコン作業などをしている方もいらっしゃいますね」

月会費とは別料金になりますが、CONTENTZにはロッカーもあるので、頻繁に利用するものなどはここに置いておくこともできます。

CONTENTZの個人月会費は9900円。平日ビジターは会員のお連れ様限定で1時間550円、1日2200円。ドロップインは土曜日だけで2時間800円、1日1300円で、1ドリンク(アルコールもあり)+おつまみ付きです。