錦織もビジネスマンも歯を整えると人生が変わる

錦織に限らず、一般のビジネスマンにおいても、この噛み合わせの不具合や顎ズレは、日々の仕事の「パフォーマンス」に影響を与える。前出のカズ山本が言ったように、腰痛が軽減され、肩こり解消につながることもある。スポーツ医学では、歯を整えることで、瞬発力やボディバランスだけでなく、持久力や集中力も向上すると言われているのだ。

実は私自身ももともと歯並びが悪く、昨年タイのバンコクで大枚をはたき2週間かけて「大工事」をしたのでよくわかる。かつての私は歯並びが悪いのは「百害あって一利なし」だと思っていたが、大間違いだった。「千害あって一利なし」だ。

歯並びが悪ければ、歯磨きにも支障をきたし、虫歯や口臭にもつながる。すきっ歯だった昔の私は、英語のFやThを正確に発音できなかった。笑うときには無意識に口を手で隠していたが、今や何のためらいもなく口を開けられる。それだけでどれほど印象がよくなることか。

そのことで気持ちもより前向きになり、おかげさまで仕事も順調だ。下手な「婚活」をするくらいなら、歯を治す方がよほど有効である。お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀を見れば、波及効果は明らかではないか(日村は歯並びが悪かったが、総額500万円をかけ治療。その後、フリーアナウンサーと交際)。

歯を治せば、錦織圭はケガに負けない体になり、今以上に強くなれる。一般のビジネスマンも、歯を変えれば人生を変えられる。残念ながら歯科業界からビタ一文もらっていないが、私はそう確信している(文中敬称略)。

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