2015年5月29日(金)

夢のホットドッグ研究室

dancyu 2013年5月号

文・池田浩明 撮影・山家 学 教える人・村上武士(「ソーセージスタイル 流行 hayari」店主)

ホットドッグなんて簡単だ。ソーセージを焼いて、温めたパンに挟むだけ。これだけでも十分に満足している人がほとんどだろう。しかし、もし何かの加減で、とんでもなくおいしくなるとしたらどうする? ソーセージとパン、2つの組み合わせの可能性を、真剣に研究しました。

ついにその時がきた。最高のソーセージと最高のパンが出会うとき、夢のホットドッグが生まれるのだ!

その前に、まずはソーセージの名手、「ソーセージスタイル 流行 hayari」店主、村上さんに正しい焼き方を教えていただく。

ソーセージは熱を加えると膨張し、皮が硬くなると食感が悪い。弱火でじっくりが基本。

「弱火でじっくりが基本です。ソーセージは熱を加えると膨張するし、皮が硬くなると食感が悪い。特に市販のものは皮が弾けやすいですからね。ソーセージは優しく扱ってください」。

そうだそうだ! ホットドッグ用のパンの焼き方も然りなのだ。推奨は、オーブントースターを十分に予熱してから、20秒。焼くのではなく、温めるのだと肝に銘じるべし。

ぶわお~ぶわお~。脳内でホラ貝の音が鳴り響き、かがり火が焚かれる中、パンとソーセージの戦いは始まった。まずは小手調べ、不肖・私が投げつけたのは、ヤマザキの「新食感宣言 直焼ロール」。どこでも売っているパンと普通のソーセージで、おいしいホットドッグをつくってみよう。ごくごく普通のドッグパン。ソーセージとトッピングで、どこまでおいしくなる?

正しいウインナーソーセージの焼き方

失敗ソーセージの例

ソーセージは、できれば無添加で手づくりのものを選んでください。正しい焼き方と、万能サルサを教えます!(村上さん)

焼くときは弱火が鉄則! 鍋肌に直接当たらないよう、多めの油で。まず2分半、裏返して2分半。ぷくーっと膨らんでくる。皮が弾ける寸前で火を止めるのが理想。ゆでる場合、沸騰したら火を止め、ソーセージを入れて余熱で約3分。

乱暴に焼くと皮が裂け、肉汁も旨味も流出。太さが違うものを横着して一緒に焼くのも、水分が抜けるレンジ調理もご法度。グラグラゆですぎると、旨味はすべて湯に逃亡……。

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池田 浩明