「災害に強い家」として定評がある壁式鉄筋コンクリート住宅「パルコン」。新たな外観デザインをラインアップに加え、「パルコン邸宅シリーズ」が誕生した。
和のテイストを取り入れた木のぬくもりが感じられるリビングダイニング。和風モダン邸宅「パルコン ロンド」シリーズ。

「パルコン邸宅シリーズ」は、大成建設ハウジングの壁式鉄筋コンクリート住宅「パルコン」の新しい顔だ。良質でデザイン性に優れた素材・設備が採用され、機能性や使い勝手にも優れている点が特徴。そして、特筆すべきはその外観デザインである。さまざまな建物が建ち並ぶ環境にあっても、優美な品格と悠然とした風格が漂う。つまり、都市の「邸宅」に求められる条件をすべて備えているのだ。

ラインアップは3つ。「パルコン ロンド」は、これまでなかった、コンクリート住宅の和風モダン邸宅スタイル。「パルコン グレイス」は、コンクリートの構造体を活かした建物に、門塀を融合したデザイン。「パルコン プレーリー」は、おおらかな面構成に、シャープな庇の水平ラインが映えるファサードデザインが特徴だ。

もちろん、いずれも外観だけでなく、壁式鉄筋コンクリート住宅ならではの魅力と可能性にあふれている。そのポイントは「世代を超えて永く住み継げる家」であること。端的に言えば家が長持ちすることだ。しかもパルコンの場合、固練りのコンクリートが使われるため、耐久性能がより高く、劣化に強い。現場打ちコンクリートの難点とされる、現場の状況や気候に左右されることのない、徹底的に管理された工場生産による高品質のコンクリートパネルを採用している。

構造体がしっかりしているからこそ、間取りの自由度も高い。多世帯が集う空間、夫婦で憩う空間、個人の個性を大切にした寛ぎの空間など、さまざまなライフスタイルに合わせた、多様な付加価値を生む空間を実現できる。

また、単世帯の住まいを二世帯住宅に変えられるなど、将来の間取り変更にも柔軟に対応することができる。その付加価値は家の価値を押し上げ、資産価値を維持できるわけだ。この点でも、永く住む家、住み継ぐ家としてふさわしいといえる。

壁式鉄筋コンクリート住宅「パルコン」のもうひとつのポイントは、「想定外の災害に耐える家」であること。これは、くしくも東日本大震災でも証明された。地震、津波、火災による被害が、圧倒的に抑えられたのだ。つまり、災害から家族を守る場所が、家そのものなのだ。それでいて快適性が損なわれることもない。コンクリートは高断熱・高気密に加え蓄熱性があるため、夏涼しく、冬暖かいという特性を発揮する。防音・遮音効果も抜群で、オリジナル換気システム「タルカス-M」によって清浄な空気環境も実現する。

「デザイン性」「強さと可変性」「快適さ」を兼ね備えた「パルコン邸宅シリーズ」。モダンから和風まで、時代の流れに左右されない優美な都市型邸宅の誕生は、まさに日本のコンクリート住宅文化の進歩そのものと呼ぶにふさわしい。